『 魔法の国の戦い 』 (@小学校高学年) 1
2006年7月1日 連載(2周目・大地世界物語)序章 ダレムアスと三つの国々
今よりも はるかな昔、まだ人間が空を飛ぶ術を覚えていたころ 4人の神々が 世界を 治めておりました。
そして4人は宇宙の神の名のもとに兄弟でありました。
一番上の姉君さまは その名も気高きリーシェンソルト あのお方が治めておられた エルシャムリアの人々は、物静かで学問を好み、魚の足と鳥の翼を持っていました。
二番目の兄君さまは気性の荒い方で、あの方の率いるボルドム軍は悪鬼と化け物の集まりで悪魔と呼ばれておりました。
三番目の弟君はアスール様とおっしゃって ティケの国を治めておりましたが 毎日々々遊びほうけて おりました。人々もそれにならい、ニンゲンと呼ばれておりました。
末の妹君は明るい方で、治めているダレムアスには生命(いのち)と活力がみなぎり、妖精や魔法使いが住んでいました。
さて、姉君リーシェンソルト様と兄君ダーギング様は もとより いさかいが たえなかったのですが
ふとした事で戦いが起こり、エルシャムリアはほろぼされてしまったのです。
ダーリング様はそれだけでは気がすまず、
リーシェンソルト様に深い呪いをかけて
世界の果ての「魔の山」の氷の室に閉じこめてしまいました。
それから数え切れぬほどの年月がすぎました。
アスール様は事故で亡くなられニンゲンたちは おのれの欲にひきずられて、この世の良い事を全て忘れてしまいました。
そしてボルドム軍の仲間に加わる者もおりました。
ただ一人、ダレムアスの平和を守る事ができた
妹君ドリーム・フェアリー姫は地球(アスール)やボルドムと往き来する事をやめ幸福な一生を暮らし1000年...
『 魔法の国の戦い 』 (@小学校高学年) 2
2006年7月1日 連載(2周目・大地世界物語) はるか昔、
四人の神あり、
四人の神は兄弟にして、
宇宙(あま)の神の子であった。
四人の神は それぞれに
別の世界を治めていたが、
魔法を使い、行き来した。
一番上の姉君は
気高き女神 リーシェンソルト
治める国こそエルシャムーリア
天使が暮らす気高き国よ。
二番目兄君 ダーギング
世界でもっともおそろしき
ボルドム軍を 指揮しておった。
ああ ボルドム軍こそ悪魔の国よ
三番弟 アスールは
人間たちを治めていたが
すごいよくばり、いばってた。
最後の四番目妹君が
治めていたのがダレムアス
妖精、人魚、魔法使い、
だれでもここに住んでいた。
リーシェンソルトとダーギング
たいそう仲が悪かった。
ある時、ダーギング、
女神に聞いた
「姉君リーシェンソルトよ、
なぜ私(わたくし)のボルドム軍を
エルシャムーリアより追い出したのだ?」
女神は答えた弟に、
「私(わたくし)の国は天使の国
そなたの家来の悪魔ども、
入れるわけにはゆきませぬ。」
かくてダーギングのいかりは はげしく
ボルドム軍を使いて
エルシャムーリア せめほろぼした
しかしダーギングのいかりはおさまらず
なげき悲しむ姉君を
世界の果ての魔の山の
氷の室(むろ)に閉じこめた。
時の流れは ゆるやかに
長い年月(としつき)運んで行った。
四人の神あり、
四人の神は兄弟にして、
宇宙(あま)の神の子であった。
四人の神は それぞれに
別の世界を治めていたが、
魔法を使い、行き来した。
一番上の姉君は
気高き女神 リーシェンソルト
治める国こそエルシャムーリア
天使が暮らす気高き国よ。
二番目兄君 ダーギング
世界でもっともおそろしき
ボルドム軍を 指揮しておった。
ああ ボルドム軍こそ悪魔の国よ
三番弟 アスールは
人間たちを治めていたが
すごいよくばり、いばってた。
最後の四番目妹君が
治めていたのがダレムアス
妖精、人魚、魔法使い、
だれでもここに住んでいた。
リーシェンソルトとダーギング
たいそう仲が悪かった。
ある時、ダーギング、
女神に聞いた
「姉君リーシェンソルトよ、
なぜ私(わたくし)のボルドム軍を
エルシャムーリアより追い出したのだ?」
女神は答えた弟に、
「私(わたくし)の国は天使の国
そなたの家来の悪魔ども、
入れるわけにはゆきませぬ。」
かくてダーギングのいかりは はげしく
ボルドム軍を使いて
エルシャムーリア せめほろぼした
しかしダーギングのいかりはおさまらず
なげき悲しむ姉君を
世界の果ての魔の山の
氷の室(むろ)に閉じこめた。
時の流れは ゆるやかに
長い年月(としつき)運んで行った。
女神の目覚め
まず溶岩が流れ熱を持った蒸気が吹きつける中で女神が目覚めた。しかし女神は自分が何者で何のために目覚めたのかを忘れ、地が冷え、いくどかの大変動のあと冷たい荒野に大森林が育つまで思い出すことができなかった。
やがて初めての朝日の中でマリアンはリーシェンソルトの呼びかけを聞き、自分が民を造り国を整えるために目覚めたことを思い出した。
目覚めの森
女神の目覚めを祝福しに何人かの聖霊があらわれた。
そのうち春風の精が女神の「国造りを始めるにあたって何をしたらよいでしょう?」との問いに答えて森の木々たちを目覚めさせて彼らと相談することをすすめた。
(この時の会話が地上で最初に交された言葉であり、後に人間たちによって魔術語(マリカルロック)と名づけられた。)
女神の呼びかけに答えて起き出した森の木々たちのうち何本かが《歩く》力を所望したので女神は願いをかなえた。
彼らが《森人》たちの始祖であり、この森を《目覚めの森》と呼ぶ。
木々たちは女神が国造りを始めるのによい土地を教え、木という木全てが女神の味方となることを約束した。
(※《森人》さんが「起き出す」様子が描いてあります……。
……まんま『ナルニア』の、パクリなんじゃんねぇ……☆ )
(^◇^;)”
まず溶岩が流れ熱を持った蒸気が吹きつける中で女神が目覚めた。しかし女神は自分が何者で何のために目覚めたのかを忘れ、地が冷え、いくどかの大変動のあと冷たい荒野に大森林が育つまで思い出すことができなかった。
やがて初めての朝日の中でマリアンはリーシェンソルトの呼びかけを聞き、自分が民を造り国を整えるために目覚めたことを思い出した。
目覚めの森
女神の目覚めを祝福しに何人かの聖霊があらわれた。
そのうち春風の精が女神の「国造りを始めるにあたって何をしたらよいでしょう?」との問いに答えて森の木々たちを目覚めさせて彼らと相談することをすすめた。
(この時の会話が地上で最初に交された言葉であり、後に人間たちによって魔術語(マリカルロック)と名づけられた。)
女神の呼びかけに答えて起き出した森の木々たちのうち何本かが《歩く》力を所望したので女神は願いをかなえた。
彼らが《森人》たちの始祖であり、この森を《目覚めの森》と呼ぶ。
木々たちは女神が国造りを始めるのによい土地を教え、木という木全てが女神の味方となることを約束した。
(※《森人》さんが「起き出す」様子が描いてあります……。
……まんま『ナルニア』の、パクリなんじゃんねぇ……☆ )
(^◇^;)”
森の木々たちに国造りを始めるべき所として示された土地についた女神は清らかな泉でのどのかわきをいやした。
すると女神の手からこぼれた水から水人が、口からあふれたしずくから水小人が生まれた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
D−T(に似た創作文字) 略事典 3
女神伝説 マリアンドリームの言動をしるした本、
聖書のような役割をはたしている。
マリーシャ マーイリーシャ
マーシャ マーライシャの愛称(地球風だと マリサ )
マーイリシャール
マーシャル マーリシャルの愛称(地球風だと マサル )
マーイリーシャ マーライシャ マーイアルフ + リーシャ
マーイリシャール マーリシャル マーイアルフ + リーシャル
リーシャ・リーシャル 娘・息子(エルフ風の発音、
マリカル・ロックではライシャかレイシャル)
マーイアルフ マーイラ + エルフ、水面月の精(月乙女の一人)
マーイア 水面(主として森の池や湖の)に映った月、水面月
マドリアウィ 最古のダレムアト王都、また、その跡地
フェイリーシャ マーシャの母親の名 フェイラ + リーシャ
(マーイアルフは尊称で、
リーシャがかさならないようにした)
フェイラ 森の花
月乙女 レリナルディアイムの侍女たち(女神が地上にいるときのみ)。
月立の国 レリアン・ダレム、東の荒野の手前、果て山の西斜面にある。
月読峠に月の女神(レリナルディアイム)の神殿があり、
エルフや神の末裔が多く住まっている。
レリアン 月立(つきたち)、月出(つきいで)、
ダレム 国、国土、土、大地、
レリナルディアイム 月の女神、月と命運を共にするもの、
天空をつかさどる二大神の一人。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
『 創世記(魔法世界創世記)』
…… 大地の誕生 から マドリアウィ王朝の確立 まで ……
序章 大地の手
・ 女神の疑問、空の誕生、精霊たちの出現、眠りそして起きる、
大地の変動、蒸気、雨、海や陸ができる、
森が育つ、雲がきれる。
すると女神の手からこぼれた水から水人が、口からあふれたしずくから水小人が生まれた。
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D−T(に似た創作文字) 略事典 3
女神伝説 マリアンドリームの言動をしるした本、
聖書のような役割をはたしている。
マーシャ マーライシャの愛称(地球風だと マリサ )
マーシャル マーリシャルの愛称(地球風だと マサル )
リーシャ・リーシャル 娘・息子(エルフ風の発音、
マリカル・ロックではライシャかレイシャル)
マーイアルフ マーイラ + エルフ、水面月の精(月乙女の一人)
マーイア 水面(主として森の池や湖の)に映った月、水面月
マドリアウィ 最古のダレムアト王都、また、その跡地
フェイリーシャ マーシャの母親の名 フェイラ + リーシャ
(マーイアルフは尊称で、
リーシャがかさならないようにした)
フェイラ 森の花
月乙女 レリナルディアイムの侍女たち(女神が地上にいるときのみ)。
月立の国 レリアン・ダレム、東の荒野の手前、果て山の西斜面にある。
月読峠に月の女神(レリナルディアイム)の神殿があり、
エルフや神の末裔が多く住まっている。
レリアン 月立(つきたち)、月出(つきいで)、
ダレム 国、国土、土、大地、
レリナルディアイム 月の女神、月と命運を共にするもの、
天空をつかさどる二大神の一人。
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『 創世記(魔法世界創世記)』
…… 大地の誕生 から マドリアウィ王朝の確立 まで ……
序章 大地の手
・ 女神の疑問、空の誕生、精霊たちの出現、眠りそして起きる、
大地の変動、蒸気、雨、海や陸ができる、
森が育つ、雲がきれる。