「心配でしょうがない奴なんだ。何をやりだすのかホンット予測もつかなくて。常識なんて概念、カケラもないんじゃないかな。おれがついててやらないと、すぐに杉谷なんて不良にひっかかって  ……」
 
 
ココア コーヒーブラウン? 違うわ。清クンの肌はミルクココア色っていうのよ。
   あなた、なんにも解ってないのね。」
 
 
「O高? 私立じゃないか。なんで  ?」
「なんでって…… なんでだろ? なんとなく……」
 高橋の家の豆腐屋の収入では、私立高の学費なんぞとてもまかなえたもんじゃない。それをどうにかするためには、奨学金をうけて入学する他はなく  
 理由もわからない恐怖感に追いつめられてガリ勉を続けた彼は、ついに、倒れた。
 
 

「なんか手伝うことある?」
  それは社交辞令ですか?」
「多分ね。あたしに実際あんたの仕事が代行できるとは思えんもん」

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