ミアルド・トゥリアンギィア(ギア)
      >ミァ・トゥ隊長

 ディカール・デュアレスト・ダム・サムサーラ
      >デュア・アッサム



     
 1440円 




 7/13

 ミトラの誓い 我 知る。
 心つなぎし者 その定め違うこと
 なかれ。そは唯一の神聖
       絶対
 なればなり。
 ミトラの誓い 汝(なれ) 知る。


 


  サラティス
 《サラーの後を継ぎし者》

 アトル・アン・ティス

 「サラ・ティス? では、サラーは亡くなったのですか?」
 「いいえ……未だ。」


 


 設定ノート

   大アタラン,もしくは古アトル・アン物語

                   四部作

 ・ 殺される神

 ・ 森のふところ還るべき者

 ・ ヴァセラーセダン  〜 夢見る民 〜

 ・ 

 



1983.7.6. これは基本的に ディカール & ミアルド 用 設定のぉと なんですが。

・仮題 : 森のふところ還るべき者(もの)
            懐 還る(ふところかえる) では具合が悪いが、
            還りゆく者?
            還りきたる者?

・テーマ: > H.ヘッセ『知と愛』(ナルチスとゴルトムント)
      ラスト・シーンの ゴルトムント最後のセリフ。

 「だが、ナルチス、君は母を持たないとしたら、
  いつか一体どうして死ぬつもりだろう?
  母がなくては、愛することはできない。
  母がなくては、死ぬことはできない。」

  ここから私なりに考えだした、あるいは読みながら同時に抱いていた、結論もしくは答えのようなもの。

・ ナルチスはちゃんと死ねるんですよ。ナルチスは愛することを学んだ(教えられた)から、ゴルトムントから。ゴルトムントに愛し愛され、奔放さに対する考え方の誤りを正された …… 事によって、ゴルトムントはナルチスの《母》になった訳です。ナルチスはゴルトムントという《母》を得たのだから、いつか必ず安心して死につくことができる訳です。

 ↓ ここから

・ 人は、まぁ、愛し愛される事を学ばなければ不完全であり満たされない訳です。多くの人は、無論、生まれて初めて、もしくはその以前から、血を分けた実母の愛に触れて育つので …… 決定的な欠陥を持って、成長してしまう事は少ない。そうでなくても、例えば実母を持てなかった場合でも、普通は誰か代わりの者が愛情を持って育てるので一応問題はない。その他、愛情ヌキで育児が行なわれた場合でも(例えば孤児院等)、人間(いきもの)てぇのは強いですから、上位者から与えられなくても同類同士でそれを補い合うという器用なマネができる。しかし、それが出来なかった少数の特殊な場合はどうか。(考えてみれば 鋭 や 好 の成長過程もこのケースだなぁ…)




・(前ページの続き)

で、ディカールとミアルドという個体の形を借りて、この問題に 理想の解答 (鋭の場合はまた別の結論であり、好の方はいまだに未解決である) を与えようとした場合どうなるか。特異なケースとして育ったのは貴公子ミアルドである。対するディカールは十二分な愛情と躾と信仰を得て育ち、更に天性の讃むべき【他者を思いやる心】を持っている。(※)
ミアルドはまぁ、前生の努力のたまものでしょう。性格・気質的には(典型的なABではどうやらあるが)非常に優れた、前向きで根の明るいものを持っている。努力家で理想家で最終的には楽天気質で。誰に教えられなくても天性のあふれる程の他者への愛情と上へ立とうとする責任感を持っているのだが …… 前者はその漠然としたものの使い途をまるっきり教えられず、後者は下手にそれを行使すると必ずや裏目に出るという立場におかれて、なまじ頭が良すぎるのでそれら全てを理解して、他者の幸福の為に黙って我慢してしまって。でもまっとうな人間が聖人君子でもあるまいに、まして哲学的事実に気がついている成長欲旺盛な者である場合 …… いつまでもそう孤独に耐えられる筈がないんだよね。まあミアルドはかなりよく保った …… というか、はっきし言って あまり 有り得ない仮空性の強いキャラだとは自分ながら思うが。
さて気がついたら結論は右ページの大矢印に書いてしまっていた。
要するにあれがテーマだ。

>>> 《母》(イシスとでも、イブでも、マリアでも、何でも)というものは要するに《絶対的な愛情》 → この場合、与える側の愛情の深さに関しては議論をおかない。与えられた側がその絶対性に対して疑問・疑惑を抱いてしまうか否かである。 → を注いでくれる相手のことであって(この場合ヘッセの使った語義とは相当に異る・あれは一切空とか「すべてはそれでいいのさ」式のかなり奇妙な心になじむ感覚だ)それを与えられさえすれば人は帰るべき所を得るのだ、という事実。
(してみるとあたし個人は母親の愛情を実はハナっから疑っていた事になるのか?)

(※疑問その1.)
 にもかかわらず(?)、彼がミアルドを 特に選んだ 理由は? (*)

・ミアルドは天性の貴人であり、王の器、人々を統べるべき者である。
 (ディカールはそうではない)。
同情と愛情の違いはどこにあるんだ。優しさと恋心と?
・ようするにこの2人は結ばれるべき《運命の2人》だったのさっ

(*)ミアルドの帰るべき所はディカールの側(そば)だったのに、ディカールにとってはそうではないのか? but ... 実母ん所に帰るんだとも思えないけど……

 > 判った! つまり《母》てのは絶対的な愛情そのものの事なんだよ実は。んで、狭義での《母》はそれを体現もしくは具現化し、人に教える誰かしらの事なんだよ。だからナルチスはゴルトムントを通じてイブの存在を知り、ミアルドはディカールの内にそれを見出したと。で、ディカールはもちろん最初、生母からそれを教与されたんだろうけれど、既にそれを消化し、与える側にまわってる。だから図式としてディカール=母(絶対的愛情)に成り得るんであって、

 (母=絶対的愛情) ……【誰か(母)】 > 教与 > 人。

……あれ?

 ミアルドは未成長の母である。人みなすべて母である……ゴンゴンゴン……よーするにレンズかプリズムか? それとも色即是空の世界か……うん。

          わーらん。頭がパーじゃ。次頁へ。
 





 ◎ とーとつに荒筋なのさっ <反動でNaNaになる。
              (哲学的命題なんザ続けて考えられるもんかっっ)

 1.ミアルドは王の不肖の長子として生まれ、そう育つ。
 2.ディカールは伝統ある一士族の末子として育ち、
   騎士見習いとしていー子で頑張る。
 3.ミアルドはディカールに出会い抑えていた感情が暴発しそうになる。
 4.ディカールは尊敬・崇拝していた主人に唐突に友人扱いされて面くらう。

 5.友人ごっこは直ぐに素直に恋愛感情以上にまで発達する。
   but,相手の感情と立場は? 自分の行く末は?
          > ディカールは朴念仁かっ?
           ? 何を考えて生きてるっ
 6. ?
 7.かんどーの告白シーンですね。

 8.王の暗殺騒動があって貴公子は一人で都落ちしてディカールを訪ねます。
 9.ディカールは当然のように脱走して公子を守って逃避行に入ります。
 10. 森の《守りうば》の小屋で。老婆の死体みつけて。
   ミアルドさんお熱で。それから。
 11. ………人格ほーかいごっこ、やるの?
 12. ケッケッケッ 緑の妖婆っっ!

   ※ おばばとアンサの昔語のモチーフを構成として使うこと。

==================

 13. 戦乱がおこって、それでどこぞの地方の人類側戦線に、
   記憶喪失の金髪の美戦士と、その世話をした美人女戦士が
   志願して加わるわけでしょう。
 14. 隊長ミァ・トゥと
   女戦士(ルワ・ヘルマ)ディア・アッサムさん御活躍。
 15. 将軍閣下、タルーサ タッサールさん(仮名)登場。
   ディアは美人です。>いいよろう。
 16. ディアはミァ・トゥの話をタルーサにうちあけます。
   戦況説明? ミアルド公子は貴重な人材。
 17. まぁ、いろいろとあるだろうが……
   ●サムサラ地方おちて難民のむれ。
    ディカールのお母さんとディアの会話。
   ●ミァ・トゥと隊長たち?
   ●タルーサ公とディアのえんえん会話っっ!!
   ●ミアさんとディアさんのおはなしっ!
    etc.

(18. 帰るところを得る話)
 19. トゥ隊長はディアにプロポーズします。
   ディカールと呼ばせられ、記憶をとり戻し……そして。
 20. ディアはタルーサ公を呼びに行き。無言の
   さようなら。そして ジ・エンド。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 21? 政略結婚でめとった幼い少女妃をミアルドは慈しみ守るでしょう。
    彼女の死後、悲嘆にくれる彼のもとに王子の乳母として
    タルーサ公妃ミアが現われるかも知れません。

 ◎ この時代の歴史的状況 …… えっ!?

(7/13)●だぁからぁ、アトル・アン古伝説シリーズ。
     神々の既に失われし時代?
    ●《神》という語の2つの概念。
     一般的なものとサムサーラに伝わるものと。
    ●後にひろまるサムサラ教の初まりですかね…ディカールは。


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