(1頁目)
『 愛 と 復 讐 の 傷 跡 』
(☆高笑いする女性のアップと涙ぐむ少女のアップの間で、
フラッシュ集中しているサキ全身の図☆)
(2頁目)
宇宙紀元17年
(※エスパッション号内、居間。三々五々と遊ぶ子供たちであふれかえる部屋の隅っこのソファで、一人読書にふけるサキの遠景。)
(※無地の大学ノートにコマ割りして、自分で製図用インクでGペン入れて、墨汁でベタ塗った上から、何故か演劇部の同輩・後輩連中が、色鉛筆で「カラー原稿」にしちゃったページ……☆ (^◇^;)”
「インテリア色指定:柳沢」とか欄外に書いてある☆)
ケイ「サキ、何読んでるの!?」
サキ「ん? ああ、万葉集だよ〜☆」
ケイ「二千年も前の本!」「それ、そんなにおもしろい?」(引く。)
サキ「これの良さがわからない方がどうかしてるんだよ」
ケイ「あらまァえらそーに」「なんなら化学(バケガク)の面白さでも説明しましょうか」
サキ「ギクッっっ」
(ケイがにやっと笑いながら『高等化学入門』なるタイトルの本を差し出し……というか突き付け……、サキが「ゾ〜〜〜〜」となって両手でストップかけながら後じさるコマ)
(3頁目)
(※「色指定:リサ」と書いてある☆)
エリー(きゃらきゃらと笑いながらシュッとテレポートして現れ)「よくやるわねェおふたりさん」「お茶を入れたのだけど……いかが?」(手にした盆の上でソーサー付きのティーカップが2つ、宙に泳いでいる)
ケイ「わ♪ ありがとう」
サキ「サンキュー、エリー♪」
(お茶に口をつけるサキの後ろアタマに、レイのテレパシーのイメージ出現)
レイ『サキ!!』
サキ『何!? レイ』
レイ『ソレル女史はどこにいる? 危険がせまってるよ!!』
(サキ、部屋の向こうからテレパシー飛ばしてるレイの方を振り向く)
(レイ、向こうでワケわりげに肯いて見せる)
サキ『……ソレル女史のロケット・カーは今、リスタルラーナ星の磁極付近を走ってるよ』『……確かか!?』
レイ『あたしの予知能力は絶対さ』『女史のロケットカーが爆発するよ……』『ホラ、今だ!!』
(ピカッと室内の反対側が光り、サキ、驚いて振り向く。)
サキ「!?」
(4頁目)
レイ(ギョッ!!としながら)「ソレル女史!!」
女史(シュウッと煙をひきずりつつテレポートで出現しながら)「ア……ハ…… ただいま。MD−F3地点で爆発してね……」「腕……火傷した……」
(サキ、青くなってソファから立ち上がる)
女史「あ……痛(つ)ッ」(叫んでのけぞる)
(※「色指定:ヤココ」と書いてある)
レイ「女史!!」(シュッとテレポートして女史の側に出る)(女史、倒れ込みつつ安堵の溜息)
レイ「サキ、ソレル女史を医務室につれてくから」
サキ「わかった、あとはまかせておいて」
レイ「……いいか?」「悪い」
(シュッとテレポートで女史を連れて消えるレイ)
ケイ「ソレル女史、だいじょうぶかしら……」
エリー「え、え、まあ、レイがいっしょなら ……でもよく助かったわね……」(エリー、蒼白)
(5頁目)
サキ「さて……」「MD−F3地点ね……」「フム」
(顎に手をあてながら、すっくと立ち上がる)
(※「色ぬり:リサ」)
エリー「ちょっとサキ!! どこへ行く気なの!?」
サキ「MD−F3だよ」「調査してくる」
エリー「お待ちなさいよ、わたしも行くわ!!」
サキ(軽く笑って)「わたし一人でだいじょうぶさ」
ケイ「危険よ」
サキ「平気 平気」
エリー「お待ちなさいったら、こら!!」
サキ「アハッ」(笑いながら逃げる)
(「注:エリーの手」と書いてある、怒りに震える手)(無視して投げキスしながらテレポートしてスッと消えるサキ)
サキ「バイバ〜〜イ♪」
エリー「サキ!!」
(6頁目)
ケイ「あーあ、また一人で行っちゃって……」「まあサキならだいじょうぶだろうとは思うけどね」「なんでいつも一人で行きたがるのかしら?」
エリー(独白)『 なぜ 』
『なぜ、わたしたちの手をこばむの?!』『わたし知っているのよサキ、あなたが本当は孤独(ひとり)なのだってこと』『なぜわたしあちを受け入れてくれないの?』
(場面転換を表す空白)
サキ(テレポートして目的地にカッコ良く降り立ちながら/独白)(※「色ぬり、リサ」)『ごめんねエリー、心配かけて』『でも、わたしには人の好意を受ける資格なんかないんだ』『だから 』
(ヒョオオオオ……と風の吹き抜ける岩石砂漠に降り立ったサキ遠景)
(場面転換を表す空白)
(これ以降、枠線のみペン入れしてあり、あとはシャーペン描き。)
(※明かりを落とした怪しげな通信室にて)
リライア「フフッ、計算どうりサキがMD−F3に行ったわよ」「……ワナにはまりにね」
オーダ「OKリライア、これからの手はずを覚えていて!?」
リライア「もちろんよ」
リライア「 まずサキをおびきだした所で8人のA級能力者が待ち伏せていて生け捕りにする」「次にわたしがわざとつかまってサキに対する人質になる」「 で、サキをおとりにレイをおびきだし、エリー、ケイと、じゅんぐりにソレル女史の配下にいる超能力者を全部捕まえ」「邪魔者がいなくなったところで計画実行!!」「でしょう?!」
オーダ「そのとおりよ」
(7頁目)
リライア「だけど姉(ねえ)さま、ソレル女史はどうするの?!」
オーダ「ん……そうね、本当に困った事になったわね」
オーダ「まさかあの爆発で助かるとは思わなかったものだから、他の方法は考えていないのよ」「これからは警戒も厳しくなるでしょうし……」「暗殺はまず不可能ねェ」
リライア「そんな!! 女史がいたら、すぐにみつかってしまうわ!!」
オーダ「……待って、今いい手を思いついたわ」(ニヤリとして)「ソレル女史が回復するまでどのくらい掛かる?」
リライア「……そうね、起きられるようになるまで……3日くらいかかると思うけど」「本当にだいじょうぶ?」(青ざめている)
オーダ「もちろんよ、ソレル女史をひきはなせればいいのでしょう?」(クックックッと笑う)「かわいい妹をあぶない目にあわせたりしないから安心なさい」
オーダ「だいいち、今あなたがつかまってしまったら私の計画がダメになってしまうわ」「そんなことはぜったいにさせない。……たとえ何が犠牲になっても……」
オーダ(アップで)『世界をわが手に』
『今こそやつらに復讐する時よ!!』
.
『 愛 と 復 讐 の 傷 跡 』
(☆高笑いする女性のアップと涙ぐむ少女のアップの間で、
フラッシュ集中しているサキ全身の図☆)
(2頁目)
宇宙紀元17年
(※エスパッション号内、居間。三々五々と遊ぶ子供たちであふれかえる部屋の隅っこのソファで、一人読書にふけるサキの遠景。)
(※無地の大学ノートにコマ割りして、自分で製図用インクでGペン入れて、墨汁でベタ塗った上から、何故か演劇部の同輩・後輩連中が、色鉛筆で「カラー原稿」にしちゃったページ……☆ (^◇^;)”
「インテリア色指定:柳沢」とか欄外に書いてある☆)
ケイ「サキ、何読んでるの!?」
サキ「ん? ああ、万葉集だよ〜☆」
ケイ「二千年も前の本!」「それ、そんなにおもしろい?」(引く。)
サキ「これの良さがわからない方がどうかしてるんだよ」
ケイ「あらまァえらそーに」「なんなら化学(バケガク)の面白さでも説明しましょうか」
サキ「ギクッっっ」
(ケイがにやっと笑いながら『高等化学入門』なるタイトルの本を差し出し……というか突き付け……、サキが「ゾ〜〜〜〜」となって両手でストップかけながら後じさるコマ)
(3頁目)
(※「色指定:リサ」と書いてある☆)
エリー(きゃらきゃらと笑いながらシュッとテレポートして現れ)「よくやるわねェおふたりさん」「お茶を入れたのだけど……いかが?」(手にした盆の上でソーサー付きのティーカップが2つ、宙に泳いでいる)
ケイ「わ♪ ありがとう」
サキ「サンキュー、エリー♪」
(お茶に口をつけるサキの後ろアタマに、レイのテレパシーのイメージ出現)
レイ『サキ!!』
サキ『何!? レイ』
レイ『ソレル女史はどこにいる? 危険がせまってるよ!!』
(サキ、部屋の向こうからテレパシー飛ばしてるレイの方を振り向く)
(レイ、向こうでワケわりげに肯いて見せる)
サキ『……ソレル女史のロケット・カーは今、リスタルラーナ星の磁極付近を走ってるよ』『……確かか!?』
レイ『あたしの予知能力は絶対さ』『女史のロケットカーが爆発するよ……』『ホラ、今だ!!』
(ピカッと室内の反対側が光り、サキ、驚いて振り向く。)
サキ「!?」
(4頁目)
レイ(ギョッ!!としながら)「ソレル女史!!」
女史(シュウッと煙をひきずりつつテレポートで出現しながら)「ア……ハ…… ただいま。MD−F3地点で爆発してね……」「腕……火傷した……」
(サキ、青くなってソファから立ち上がる)
女史「あ……痛(つ)ッ」(叫んでのけぞる)
(※「色指定:ヤココ」と書いてある)
レイ「女史!!」(シュッとテレポートして女史の側に出る)(女史、倒れ込みつつ安堵の溜息)
レイ「サキ、ソレル女史を医務室につれてくから」
サキ「わかった、あとはまかせておいて」
レイ「……いいか?」「悪い」
(シュッとテレポートで女史を連れて消えるレイ)
ケイ「ソレル女史、だいじょうぶかしら……」
エリー「え、え、まあ、レイがいっしょなら
(5頁目)
サキ「さて……」「MD−F3地点ね……」「フム」
(顎に手をあてながら、すっくと立ち上がる)
(※「色ぬり:リサ」)
エリー「ちょっとサキ!! どこへ行く気なの!?」
サキ「MD−F3だよ」「調査してくる」
エリー「お待ちなさいよ、わたしも行くわ!!」
サキ(軽く笑って)「わたし一人でだいじょうぶさ」
ケイ「危険よ」
サキ「平気 平気」
エリー「お待ちなさいったら、こら!!」
サキ「アハッ」(笑いながら逃げる)
(「注:エリーの手」と書いてある、怒りに震える手)(無視して投げキスしながらテレポートしてスッと消えるサキ)
サキ「バイバ〜〜イ♪」
エリー「サキ!!」
(6頁目)
ケイ「あーあ、また一人で行っちゃって……」「まあサキならだいじょうぶだろうとは思うけどね」「なんでいつも一人で行きたがるのかしら?」
エリー(独白)『
『なぜ、わたしたちの手をこばむの?!』『わたし知っているのよサキ、あなたが本当は孤独(ひとり)なのだってこと』『なぜわたしあちを受け入れてくれないの?』
(場面転換を表す空白)
サキ(テレポートして目的地にカッコ良く降り立ちながら/独白)(※「色ぬり、リサ」)『ごめんねエリー、心配かけて』『でも、わたしには人の好意を受ける資格なんかないんだ』『だから
(ヒョオオオオ……と風の吹き抜ける岩石砂漠に降り立ったサキ遠景)
(場面転換を表す空白)
(これ以降、枠線のみペン入れしてあり、あとはシャーペン描き。)
(※明かりを落とした怪しげな通信室にて)
リライア「フフッ、計算どうりサキがMD−F3に行ったわよ」「……ワナにはまりにね」
オーダ「OKリライア、これからの手はずを覚えていて!?」
リライア「もちろんよ」
リライア「
オーダ「そのとおりよ」
(7頁目)
リライア「だけど姉(ねえ)さま、ソレル女史はどうするの?!」
オーダ「ん……そうね、本当に困った事になったわね」
オーダ「まさかあの爆発で助かるとは思わなかったものだから、他の方法は考えていないのよ」「これからは警戒も厳しくなるでしょうし……」「暗殺はまず不可能ねェ」
リライア「そんな!! 女史がいたら、すぐにみつかってしまうわ!!」
オーダ「……待って、今いい手を思いついたわ」(ニヤリとして)「ソレル女史が回復するまでどのくらい掛かる?」
リライア「……そうね、起きられるようになるまで……3日くらいかかると思うけど」「本当にだいじょうぶ?」(青ざめている)
オーダ「もちろんよ、ソレル女史をひきはなせればいいのでしょう?」(クックックッと笑う)「かわいい妹をあぶない目にあわせたりしないから安心なさい」
オーダ「だいいち、今あなたがつかまってしまったら私の計画がダメになってしまうわ」「そんなことはぜったいにさせない。……たとえ何が犠牲になっても……」
オーダ(アップで)『世界をわが手に』
『今こそやつらに復讐する時よ!!』
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