リスタルラーナの原生物層 推論  901019
 
 リスタルラーナの地上世界で支配的な生物は植物であった。
 生物の歴史は古い。進化に充分な時間を持ちながら何故“動物”は上陸を果たさなかったのか? 考えられる主な原因は
 
1 原始生命の発達した暖かい浅海の周囲には大陸がなかった。
  リスの海陸比は 8:2 〜 8.5 : 1.5 。
  陸地は切れ切れな列島として中高緯度地方に分布し、“動物”
  達は陸地に巡り会わなかったので上陸のチャンスがなかった。
  (では何故、植物は“上陸”したのか?)
  光合成のため、少しでも明るい方へと進むからだろーか?
 
2 リスの主恒星はソルよりも高温、青白色で、発する紫外線の量も
  多く、生物は長い間、安全な水中を離れられなかった。
  オゾン層の形成が遅かった。
  (何故か? 酸素を大量に消費する原因があったのだろうか?)
  バンアレン帯の形成が遅かったのかも? 金属比が小さくて?
 
3 広大な海があったので上陸する必要がなかった。
  生物の生活圏は海中だけで充分だった。
 
4 地球のような外的要因による大絶滅(古生代、中生代の終わりの
  大隕石の衝突と環境破壊)がなかったので、生物の進化の
  スピードが遅かった。
  (何故なかったのだろう? すぐ外側に木星型の大型惑星XIIIが
   回っていたからだろーか?)
 
 何故、植物は大いに発達したか? 意志を持つ樹は可能か?
 進化の方向  より強く、より効率良く、
 
(1)種子の発芽率を高める。
   種子数を減らし、充分な養分を持たせる。
 
(2)共同体意識。
   森全体が調和しながら生長できるよう、知覚能力を持つ。
 
(3)反応の早さ。日光の方へ枝を伸ばす早さ。根を下ろす早さ。
 
(4)移動能力。現行の根を自ら見捨て、外へ外へ根を伸ばして
   行けば、森全体が数ヶ月で移動できる。
 
(5)地力の温存。土を消耗させ尽くさない、移動森林。
   自ら放牧する森。
 
(6)水の確保。海水をろ過しうる根毛細胞。
 
(7)受精の効率up。1つの樹が発達し広大な地域を占めれば、
   他樹との受精のチャンスが減る。
 
(8)森の中の最も条件の良い地域で種子の発芽・生育を守る。
   “育児行為”
 
 
 
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