それぞれが分立した3重構造で、一番下が個室と生活施設を含む研究設備。中心体が上下の連絡路も含む生命維持セクションで、太陽エネルギー吸収板と、廃棄物の転換炉もここに属する。他に推進制御システム、中央コントロール、主コンピュータ室、医療部、調理室、等。始め研究室の附属設備だったものが段々拡充され、後居住セクション側に乗っとられた。
 居住区。元もとは研究員の個室になる筈だった名残りでこう呼ばれる。サキ17歳現在、員数45人位で言うと、前部にソレル女史の専用居住区。(つまりはクラレンズルームと、滅多に来ない客人用寝室。アションニ号発着所)。
 


     |
     |      +−−−−+−−−−−\
     +−−−−−−+  カ|‖      \
     |□□□□□ |ル ン|‖…………………\
 本 体  =====□ |レフ|‖ アションニ号 ○
     |□□□□□ |ムンァ|‖…………………/
     +−−−−−=+ ス |‖      /
     |      +−−−−+−−−−−/
     |


 
あとは配置が解らなくて、多分階段はないと思うんだけれど、小菅ヶ谷小学校のプレイホール(若しくは音楽室)様のホールを機能的な中心に、食器室と簡単なキッチン。食糧庫が隣り合わせていて、ここは主にエリーが占拠してい、おやつや特別メニュー(誕生日会の時など)を作っている。
そこから廊下を隔てるとか、ちょっと離れた場所に、数室からなる「学校」。ここはイメージとして2階建てなんだなあ、なぜか。
それから交代で通信授業を受けるのに使う小講堂。体育館。(小さい子たち用の(この子たちは員数外。20人くらい)プレイルームと大部屋がセットになって数人の保母(ナース)がいる養育セクション。ここは離れてる。)
 
 
 

※ 《女史》というのはリスタルラーナにおいて割とくだけた敬愛称で
 あるから、ソレル女史も正式文書には《マリア氏》で載るのである。
 
※ 未伝史、静 大介(しじま・だいすけ)

 
.
 
 年齢別が非常にあいまいであり、早くに卒業・就職する者ほどエリート、という風潮が濃いので、優秀校は一般に平均年齢が低い。義務教育は一般初等課までで、就職できるのは最低12歳から、というのが原則。
 学年度の始まりは収穫月の次からで、春と秋の二季制であり、初夏から夏にかけて約丸々一月…(学校により弱冠異る)…の休暇がある。長期休暇はこの時と収穫月を合わせての年二ヶ月間。
 
 
○基礎課(平均5ヶ年。入学資格は3歳から)

○一般初等課(平均5ヶ年、資格8歳から)

+−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|                 |
○一般中等課(2ヶ年、13歳〜)−◎専修初等課(5ヶ年、12歳〜)
                +
+−−−−−−−−−−−−−−−−+
|                |
○一般高等課(2ヶ年、15歳〜)−◎専修中等課(5ヶ年、15歳〜)
|                |
|                |
○一般上級課           ◎専修高等課
※この2つは卒業制度抜きの教員課程で、
 教職についている者同士の研修・相互通信の為のグループ的色彩が濃い。
 
 
 
☆ 政府の認可施設に限り受験年齢(E.E.D.)の引き下げ、
  及び、飛び級(スキップ)制度が実施される。
  (公立の3分の1程度と私学の有力校のみ)
  実地研修の為の委託教育は12歳から(一般初等卒業後に限る)、
  就職は15歳からが絶対法規である。
 
☆ ちなみにエネルギー問題等のからみから、結婚の許可は25歳から。
  性風俗の混乱をまねきつつある。
 
 
                 .
 
◎ 星間地理統合情報管理局;惑星開拓管理員(パイオニア・リーダー)
 |  |  |
 |  | 観測部門恒星間観測過程惑星および地上観測
 |  | セイ・ハヤミ リース(シ12歳〜)  ↓
 |  |                 長期地上観測
 | 開発部門−−惑星開拓管理員−−惑星開発員
 |    |サーヴィイ(シ8〜12歳)初期移民→移民自治
 |   特別救助隊
 |    森林警備隊。
 |
(生活水準向上班)
 
 
 
◎リース=ソレル女史間のつながりは、第1陣の、ほとんど勝海舟的留学生であるリースとどこぞのパーティで出会うかなんかして。
                    .
 
リスタルラーナ星間連盟会議→選出→連盟総裁  司法局=長官
        ↓任命   /推薦 |    マリア・ゼロディ
       連盟事務局=事務局長−|→人選→総裁参謀部
                  |    | ソレルII
                  |    |(高名な学者や
                  |    | 政財界人も他
                  |    | シンクタンク
                  |    |   的存在)
−−−−−−−−−−−−エネルギー管理局−−−−−−−−−−
| | |  |       |    |  |      |
宙 交 星 保安局      |  学術庁
間 易 間 保安局長     |    |  |      |
航 調 地 マリア・コルディ |
行 整 理  |      非|警   |  |      |
管 局 統  |局長    常|察  教育科学技術局・長官
制   合  |補佐    部|総  ソレルIII
局   情  |集団    隊|監   |  |      |
    報  |リュウ   総|  文化保全 |      |
    管  |・ゼネン  監|  促進議会 |      |
    理  |       | (半民間) |      |
    局  |       |       |      |
リース    |       |       |      |
サーヴィイ  |       |       |      |
シーザ(12歳まで)     |       |      |
       |       |       |      |
       |       ↓       |      |
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− |      |
  |    |     |       | |      |
  情    特 連盟非常部隊 連盟警察機構
  報    務 (レインジャー)      |      |
  部    部 (はっきりいって自衛隊)  |      |
  |    サキ       |      |
−−−−−−   −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
| |  |   |             |      |
機 特 記録 記録分析統計課 新種エネルギー開発機構 |
関 捜 文献課 世界最大のコンピュータを持つ)       |
員 班      ティリー        エネルギー問題対策部
 リレキス(昔の話)             ソレルI
 シーザ
 
 
 
※   は、表だっての権威を持つ機関。
 
 
                    .


 地 球

 地球(テラズ)系星間開発国家連邦

 ◎ 首都惑星  地球・太陽(ソル)系第三惑星

 グリムストン  最古の開発惑星。
         連邦からの独立性強い。
         クラレンの故郷
 
 プロキシマ(アルファケンタウリ)
 バーナード
 クリューガー60
 白鳥座61
 シリウス
 プロキオン
 エリダヌス40
 アルタイル


 


 リスタルラーナ
 
 リスタルラーナ星間国家連盟
 
 ◎ 首都惑星  リスタルラーナ
 
 ラーヤ系第11番惑星。

 地球から直行便で10時間
 
 白色の太陽、青紫の空、海緑。
 気候温暖
 
 
 リテュンテラ    ケイト大使
 リシームル     女史。連盟第11番加盟星
 リユニス      ティリー
 リ・クアリステ   ケティア。大規模自衛軍を持つ
 リネークーラ    ジーストとの辺境
 リアズマー
 リ・ランダとリラクーン
 

 

 
 ジ ー ス ト
 
 ジレイシャ星間帝政国家【帝国(ジースト)】
 
 ◎ 首都惑星  ジレイシャ・アンガヴァス
 
 ジーティ系20番惑星(二連星)
 地球から直行便で18時間。
 リスタルラーナへ約12時間
 青白色の太陽、黄金色の空、海ピンク
 気候寒冷
 
 ○ジレイシャ    旧ゼネ星、中流市民ベッドタウン
  アンガヴァス   上流・下層市民、官庁街、大学、宮殿
 
  ゼイデン     レイ。森林国家。極寒 


 
○ エスパッションシリーズ
   1部(サキ・ラン)
   2部(アビス・クリア)

○(無限球時間軸)
 
 
 

(※星図※) 上下関係なんて知らんわいっっ
 
      ○リ・ランダ
       ○リラクーン(フォーラ)

                       ●グリムストン(クラレン)
○リ・クアリステ(ケティア)
    ○リスタルラーナ  ○リシームル(女史)
      ○リアヤメリア
虹色岩礁        ○リグリサンテ
リアンブル ○リテュンテラ(ケイト大使)  
 ○             ★S.S.S.  ●ハグリノソス
    ○リアズユー
       ○リユニス(ティリー) ・・・・       ●アベレデード
             ・・・・・・
         (アーヴァタウーラ星群圏)    ●地球(サキ)
           ・・・・・・・・
            ・・・・・
              ●アルデナタトラ
                  ●アグレターン
    ○リネアクーライン                ●サグリノユルン

       ◎ジャイロサイア
 ×
 レイ、
アションニに
拾われる
 
 
◎ゼイデン(レイ)
           ◎カレムクーン
 
      ◎◎
    ジレイシャ・アンガヴァス
     (二連星)
                        ◎
                      ジュレアヤンガ(アビス)


(○=リスタルラーナ星間連盟加盟の主な有人惑星
 ●=《地球系開拓惑星連邦》加盟の主な有人惑星
 ◎=ジレイシャ・アンガヴァス星間帝国の 同上)
 
    14歳で透視能力があることを発見。ドク・マリア
    16歳で前哨線エスパー達と接触。クラレン
17歳で両親の残した地球に関する資料発見
                          

C.E. 0 (18歳)
C.A.(Come Across)

C.E. 1 《アションニ》完成。ソレル女史、地球へ

C.E. 2

C.E. 3 輻射を受け、ソレル女史、新陳代謝速度狂う。
    前後してクラレン、女史と会う。

C.E. 4 

C.E. 5 ソレル女史リスタルラーナへ戻る。
    《エスパッション》号完成。

C.E. 6 ケイ、《エスパッション》号に預けられる。

C.E. 7 クラレン、《エスパッション》号へ

C.E. 8

C.E. 9

C.E.10

C.E.11 女史、ケイもつれて《アションニ》で辺境(リネアクライン)へ
    レイ、《エスパッション》にくる

C.E.12 ソレル女史、《S.S.S.》にてサキ発見
    サキ、《エスパッション》にくる

C.E.13

C.E.14 エリーくる。
    《エスパッション》号ジーストへ

C.E.15 

C.E.16 《エスパッション》号、リスタルラーナへ戻る

C.E.17(35歳) ジーストゼネッタ約100名の収容

C.E.18 ばくぜんと《サークル》の原形できる

C.E.19

C.E.20

C.E.21 《抗ESP同盟》とのドンパチ
    《シリーズ》連載開始

C.E.22

C.E.23

C.E.24

C.E.25 論文発表

C.E.26 《スクール》開設許可申請。
    《エスパッション》破壊される
    《エスパッション・スクール》開校

C.E.27

C.E.28 エスパー法制定

C.E.29
C.E.30
C.E.31
C.E.32
C.E.33
C.E.34
C.E.35
C.E.36
C.E.37
C.E.38
C.E.39
C.E.40
C.E.41
C.E.42
C.E.43
C.E.44
C.E.45
C.E.46
C.E.47
C.E.48
C.E.49
C.E.50
C.E.51
C.E.52
 
                 .
作品年数 サブキャラクター 事件・備考 歴史的背景・作品

C.E.32 ユリス生まれる。
C.E.33 アリサ・ラン・エフレモヴナ生まれる
C.E.34 アビス・クリア生まれる
C.E.35
C.E.36
C.E.37
C.E.38
C.E.39
C.E.40
C.E.41
C.E.42
C.E.43
C.E.44
C.E.45
C.E.46 アビス、《エスパッション・スクール》へ。12歳
C.E.47
C.E.48
C.E.49
C.E.50
C.E.51
C.E.52
C.E.53
C.E.54
 
 
 
 
C.E.70くらいで、エリーの生物年齢40くらい。
 
                      .
作品年数 サブキャラクター 事件・備考 歴史的背景・作品
 
C.E.16(=R.E.2654)
    『散る宇宙(そら)』(サキ/レイ)
    『嵐のはざまに』
    ジュン(ゼン)没。オーダ/シーザ/ユウ/リオ/レン/エナ

    <エスパッション>号、リスタルラーナへ戻る。
    <エスパッション>の子供たち、スクーリング期間。
            (エリー除く)
 
←−−−−※『粗』で連載中の話は要するにここなんだよぉっっ★
 
C.E.17 『癒えない傷跡』オーダ没、リア没。Q.Q.Q.事件
    
C.E.18 一惑星でゼネッタ蜂起。戦災孤児の収容
    女史、科学技術長官に。ティリー参加
    『ヘレナ・愛』ヘレナ没。
    漠然とした《エスパッション・サークル》の原形できあがる。
    父親…姉

C.E.19 エスパー法の必要性。サキ保安局特殊捜査課へ
    『片目のラディ』ラディ没
    シーザさん、はしか。

C.E.20 サキ、その他一党、アール・ニーへ入学
    ティリー、エスパッション号へ
    《エスパッション・シリーズ》連載開始絶対早い!! dcc.14

C.E.21 『抗ESP同盟』リレキス・ジュン(鋭)登場

C.E.22 ステメン。ソレル女史、連盟総裁に

C.E.23 3国同盟間刑事警察機構発足。
    シェリル・プラネット、デビュー

C.E.24 (シェリル・プラネット活動期間)

C.E.25 ソレル女史任期終了、引退
    女史、エスパーに関する論文発表

    セイ、『海のはいっているガラス』

C.E.26 『時空間スリップ』ペリル、エスパッションへ
   《エスパッション・スクール》開設願書申請
    エスパッション号、爆発
    エスパッション・スクール開校

C.E.27 『バースデイ』
    干渉過多を理由に対ジースト海戦。政権、宰相の手に戻る。

C.E.28 『七彩の夢』

C.E.29 エスパー法制定
    《スターダスト・エスパッション》出発。

C.E.30

C.E.31

C.E.32 『転生』ヤン没。
    《スターダスト・エスパッション》、夢魔邪樹と共に滅びる。
    サキ、レイ、その他全員死亡。
    エリー、ケイ、ユリス、コイーニー、エリルのみ帰る。

                            
        第 一 部 終 了

C.E.33

C.E.34
 
 
 エリーの生物学的年齢26歳くらい。

 サキが女優やってた時代、ステメン、
 ソレル女史が科学技術長官や、
 
 リユニル
 
 ジャルグァ ジャルグワ
 
 邪(よこしま)なる夢魔の樹 ヤーマムジュ

 邪樹魔(ジャルグァ)
 
                .
 
作品年数 サブキャラクター 事件・備考 歴史的背景・作品
 
A.U.23 サエム/ヨセフィア
A.U.24       サエムとヨセフィア結婚
A.U.25
A.U.26             「救い手」リースマリアル逝去
A.U.27
A.U.28
A.U.29       サユリ誕生
A.U.30
A.U.31
A.U.32
A.U.33
A.U.34
 
(A.U.35)=(R.E.2638)=(C.E.0)
    サエム/Mr.アークタス/サユリ
    キャプテン・ダーナー/カート/ケティア

C.E. 0 レイ誕生、ジーストB級市民都市にて。
    サキ誕生、ユーラシアン・イーツ・シゾカシティにて。
          『邂逅』(ケティア)−宇宙人との接触

C.E. 1 <アションニ>完成。ソレル女史地球へ。
          地球〜リスタルラーナ、友好条約

C.E. 2 ケイ誕生、宇宙船内にて

C.E. 3 レイ、ゼネッタの里へ

C.E. 4 ソレル女史、危まって放射線を浴びる
    『姉妹』(サユリ)

C.E. 5 ソレル女史、リスタルラーナへ戻る。
    <エスパッション>号完成。

C.E. 6 サエム病没。
    ケイ、<エスパッション>号に移る。

C.E. 7

C.E. 8 『成長記』ヘレナ/セイ/エナ/レン

C.E. 9 レイ、開放軍へ
    地球−リスタルラーナ、教育制度改革

C.E.10 ファーツアロウ入学試験
    <S.S.S.>移転

C.E.11 <ファーツアロウ>出発。サキ、生徒会長になる。

    『小さな生徒会長』
    ヘレナ/セイ/フォーラ/ティリー/ロジャー

    『嵐のはざまに』(レイ)
    レイ、<エスパッション>号へ。

    <ファーツアロウ>、<S.S.S.>着。

C.E.12 『S.S.S.の悲劇』
    フォーラ没。サキ、<エスパッション>号へ。 

C.E.13 地球+リスタルラーナ、ジーストと接触。
    使節団、ジーストへ。

    『仲間たち』(シーザ12歳)
    エリー、S.S.S.へ。サキ、レイ、女史に伴れて迎えに行く。

C.E.14 エリー、<エスパッション>号へ。
    <エスパッション>、ジーストへ。

    地球+リスタルラーナ、ジーストと接触
    使節団ジーストへ
    通商条約

    『帝国の2人種』オーダ/ユウ/リオ10歳/エナ

C.E.16(=R.E.2654)
    『散る宇宙(そら)』(サキ/レイ)
    『嵐のはざまに』
    ジュン(ゼン)没。オーダ/シーザ/ユウ/リオ/レン/エナ

    <エスパッション>号、リスタルラーナへ戻る。
    <エスパッション>の子供たち、スクーリング期間。
            (エリー除く)
 
←−−−−※『粗』で連載中の話は要するにここなんだよぉっっ★
 
C.E.17 『癒えない傷跡』オーダ没、リア没。Q.Q.Q.事件。
 
 
 
 
 
 
 

(……眠いので……、以下、入力は、また今度★ @2007.01.03.)
 
 レイの姉さんがわりだった女性。
 彼女はレイのたった一人の友だちであった少年に恋していました。
 年上ということで口に出せない想いを、
 レイは、その彼から気ままに受けています。
 
 監視機破壊の最後の瞬間、レイが戻れなくなったのも
 そのせいなのです。
 彼女は一しゅん、レイを憎み、「戻ってこなければいい」と
 思ったのです。
 
 でも、レイの死んだあとも、彼はレイだけを愛しつづけます。
 そんな彼に再会したレイは……
 すでに昔のレイではなく、前のような愛情は抱けません。
 そしてサキを愛していることに気づいてしまったレイ。
 三人はお互いにかなわぬ恋を 永遠に抱きつづけねば
 なりません。
 
 
 
 

 
 急いで脱出しよう。
 ここはすぐに爆発する。
   戦いは終ったの?
 
 いいや、これから始まるんだ。 


 
 
(注:
 >監視機破壊の最後の瞬間、
 ジースト・ゼネッタの復権をかけたクーデター
 (武力……ならぬ超能力……蜂起)の、第一歩の作戦。)
 
 

 
 超能力者たち
 
 第一部 憎しみを食う樹(サキ)
 第二部 社会機構   (アビス)




 
          名 姓
 地球新式    サキ・ラン
 リスタルラーナ ケイ・エレンヌ



 喰憎樹  喰鬼樹  
 
 
 
.


 ……むだよ……
 いくらあなたの超能力だって
 これだけの傷は治せっこないわ
 全身ズタズタで
 まだ息があるのが自分でも不思議なくらい
 それより手を貸して、
 わたしの体から、わたしの心だけを
 引っぱり出してちょうだい
 早く!! あなた、わたしを見殺しにする気!?
 
 −−−−−−−−−−−−−−−−
 
 これでいいわ…… さようなら サキ
 一ヶ所に長くは いられないのよ
 広がって 広がって ……ああ
 体がないって なんて 自由なのかしら
 一ヶ所にとどまれないかわりに
 同時にいろんなところにいられるわ
 わたしあなたと話しながら地球の方まで来てるのよ……
 ……だんだん眠くなってきたわ…… 本当にさようなら サキ
 死ぬんじゃないわ 眠るだけよ
 宇宙中どこにいてもあなたを見ているわ
 困ったことがあったら思い出してちょうだい
 さようなら サキ いつまでも愛してる…… 
 
   

 
 

(※新生ジーストの「首相秘書」が、
 「う〜〜〜!! 寝不足じゃ!!」とうなりながら、
 「はい! こちら首相室ですが!!」と電話をとっている、
 シャーペン描きのイラストがあるのですが……、以下略w)


 サキ → アビス・クリア    )
 レイ → アリサ・エフレモヴナ )→ 残留思念の強さによる偶然
 ?  → ?          )←……※
 
 
   ああ、まちがいない、この詩(歌)だ
 わたしが作ってサキに送った……
 まちがない
 アビスはサキだ アビスは……



わたしはネェ 前世の記憶が残ってるのよ
だれも信じないけどね……
  人を探してるんだ
一生かかっても 探しだして どうしても
償なわなきゃいけないことがあるんだ



ソレル女史は心の病気なんだ
10何年か前にサキって人が死んでからずっとだよ
女史と18ちがいだったけど、女史はあのとおりだから
娘のように妹のように友だちのように サキを愛していたよ
女史は、サキやその仲間たちが死んだのは
自分のせいだと思って
10何年もの間 苦しんできたんだ……
アビス、あなたならできる
いや、あなたにしかできないんだ
女史を助けてあげて……


どこかで会った  もしかしたら!? ……→※

  ねぇ、いつか、どこかで会ったことがないか!?

 
 
 
 
 われわれは、あなたがいままでいた

 宇宙の属している、この超空間にある
          (つまり三次元ですね)
 魂を管理しています。
 
 魂たちは○次元にある“泉”より生まれ出でて
 
 成長するに したがって より複雑な次元世界へと
 
 進むのです
 
 次元の数がふえれば疑問の数もふえる
 
 あなたは この一生で 驚い的な進歩をとげ
 
 ましたが
 
 まだ数多くの疑問を残しています
 
 もっと見て 聞いて そして考えていらっしゃい
 
 全ての疑問が解結した時に
 
 四次元への扉が開かれます
 
 
 
.
 
 “お話”ノートより

(一番最初の設定−小五当時−、および文書ストーリー)
 著者 K子−合作だった−
 
 
 リスタルラーナ = デネブ第7惑星
 大使   = サーとケイト
 ジースト = リゲル第9惑星

「それから君は超能力者と言ったが、冷静であるべき科学者に
 似つかわしくない夢物語だ。地球の神話の類(たぐい)だろう」
 
 同時に二人の姿はかきけすようになくなった。長官はつぶやいた。
「テレポート……だな?」 そしてにが笑いをした。 』
 
 パトロン = ソレル女史  長官 = Mr.クラース
 
『ケイの作った超能力反応装置』(?! 彼女化学専門じゃなかった?)
 
「荷造り!? あたしそんなもの苦手中の苦手。
 ケイ、いっしょに見てくれる?」

『間もなく3人はそれぞれの部屋  レイは殺風景なほどさっぱりした、サキは荷造りでめちゃくちゃになった、ケイは少女趣味でかざりたてたお城  。』
 
『「ねえ、ケイ。なんだってこんな大きな荷物になったの?」
 「ごめんなさい、だけど最低限必要なものだけよ。……」
 「着がえが6組もいるもんですか、たかだか1週間!
  それに薬なんて!」』
 
『中にはリスタルラーナと地球の美しさを競って口論を始めたものもいる。』
 
 


 ジースト星間国家の歴史

(ジレイシャ)         (アンガヴァス)
  |
  | 人類科学の発展
  |
 5000 最終戦争    → 一部、アンガヴァスへ移住。
  | 超能力者社会の形成    発展
  200 アンガヴァスへの進撃 …… 統合
  | 超能力者の圧政時代、科学の衰退
 1600 革命
  | 人類社会の復興、化学の発達
  200

 
 


 ソレル女史の車爆発
 なぞの通信   リラとボスの出現
 8人のエスパーによるサキの攻撃  V・Z団の出現
 
 
 リライアの死
 オーダの死

 
 
 へェ、レイにそんな特技があるとは知らなかった
 なによ あたしに子供の世話ができちゃ悪いかね!?
 だいたい 6年もここにいたんだから いやでも覚えるさ
 
 
 よしよし どうしたの? こわい夢でも見たのかな?
   普通人(ジュアリー)がくるの! 追いかけて来るの!!
 
 
(※サキ・ランが「失礼!」と言いながら後ろ手にドアを閉める、
  無地の大学ノートにGペンと墨汁(?)でペン入れ!!してある!!
  イラストあり。
【初めてジースト星へ行ったところ、14才で17才といつわっていた。
 身長168cm】との注釈つき。)

 
  
 
 
・ ソレル女史「……あなた……私と同類のようね?」
  鋭    「どちらの意味で……?」

・ ソレル女史
  本名 マリア・ソレル。リスタルラーナ人。一級科学者。
  専門分野−特になし。エネルギー使用最優先権保持者。
  B級能力者でエスパッションスクールの責任者
  ホームズ並の麻薬常習者。
 
・ スタークイーンに流れ込む輪廻の輪
 
・ レイのセリフ → サキへ


・ レイの両親はE級ゼネッタ。後B級市民権獲得。
・ レイは突然変異体であるから能力の強さがわかれば即銃殺刑。
・ 三つの時に管理局へ密告され、ゼネッタ部落へ。
・ 両親、拷問の上 公開処刑。


・ ティリー → サキへ。
 「え、まあね、ちょっとした脱サラ。深いワケなんて  
  かなわないな、サキには。全部わかっちゃうんだから。
  そりゃあね。科学は大好きで、あきらめるのはつらかった。
  これでもずい分悩んだんだよ。でもね、自分で自分に
  尋ねてみたんだ。科学と本と、どっちが好きかって。
    後悔は、しない。」
 
 
 
・ 深遠、空間も時も超越して。ただよってゆく。
  “死”に到たつするまでの 束の間のひととき……

・ 最終は、ガンダムによらず、SSS999の惑星メーテルのように。

・ ケイとコル。ユリスはケイの胎内へ。
  ユリスはサキの、(したがってレイのも)とヤンの記憶、
  さらにサエムに続く人々の記憶を全てうけついでいる。

・ サキやマーシャたちが持つ一種神霊的な技、“心を飛ばす”

・ ゼネル(物を成し得る力) → ゼネッタの語源。
  物質文明のひずみから生まれて物質文明と反撥。
  機械の助けを借りずに重い物を動かし、遠くと
  連絡をとる精神エネルギー。
  初期のゼネッタは意志・情報の伝達手段として
  テレパシーを使うが、感情や思想を読みとることが
  できるような人物の出現は被差別階級に落とされてから。
  ただし、この別種の能力はゼネッタの中で目立たないだけで、
  異質の性格を持つ。
 
・ エスパッション研究所員たち
  リスタルラーナを主体に最年長45〜6歳から。
  エスパーへ移行する過渡期的存在で、テレパシー、
  読心、透視、予知など受動的な力。
  ソレル女史など後期の幾人かは潜在意識下で他人への働きかけ、
  普通人に語りかけること、精神攻撃、危険からの瞬間回避など
  弱B級なみの能力を持つ。

.
                       目     髪

サキ・ラン     17才 地球人     青っぽい灰色 灰色

シスターナ・レイズ 17才 ジースト人    金色    水色

ケイ・エレーヌ   15才 リスタルラーナ人 緑     茶色

エリザヴェッタ・アリス・
 ドン=レニエータ 19才 地球人      緑     金色

トリーニ・ユウ   21才 ジースト人    紫     黒

マリア・ソレル   35才 リスタルラーナ人 うすい青紫
(としをとらない)             プラチナ・ブロンド
 
リアイア・ティル  13才 ジースト人    うす紫   うす紫
(両耳なし)

オーダ・ティル・
  プラウディ伯爵 19才 ジースト人    金赤色    色
(ひたいに傷跡)
 
 
 
 
ジースト二連星国家 首都はアンガヴァス、もう一方はジレイシャ。
          ジレイシャはかつて超能力者だけの星で
          アンガヴァス人を支配していた。
 
 
.
(※ですので、それぞれの顔のイラスト付きなのですが、
  皆さまに、お見せできないのが毎度……、以下略☆)
 
 
ディリス・ヴェザリオ(リスタルラーナ)
 黒髪 黒眼 身長150cm
 S・S・S生徒会 教課委員長
 無類のドジはサキと匹敵する
 年のわりに親しみやすいので下級生に人気
 フォーラの唯一の親友
 「あはは☆ 笑ってごまかせ自分の失敗っっ」
 
フォレル・シェットランド・ベルアイル(リスタルラーナ)
 金髪 緑の目 S・S・S生徒会長
 全課目首席
 「失礼します」
 
ヘレナ・ストール(地球)
 髪 薄茶 眼 薄茶
 ファーストアロウ生徒会 副会長
 
マーメイド   (地球?)
 ちこく常習はん マリンブルーの瞳
 
ドクタ・マリア(リスタルラーナ)
 S・S・S校医、ソレル女史の幼なじみの一人
 「むちゃだ」
 
 ラディ (ジースト)
 黒髪 紫の瞳(片目のみ)
 ジースト国立第一大学 全学年首席
 
 
.
 
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 地図が書けるようになるまでは、ダレムアスには手をつけぬこと!
 
 
 ◎ 設定表
 
 題名 未定
 枚数 600枚前後
 分野 S・F、超能力者。
 
 舞台 S・S・S、人工の独立した宇宙島
 時代、宇宙平和歴 11〜12
 主要登場人物
  主人公 サキ・ラン    地球人、♀、11歳
  ヘレナ・ストール      〃  ♀ 13歳
  マーメイド・ブルー    〃  ♀ 14歳
  ティリス・ヴェザリオ   リスタルラーナ ♀ 14歳
  フォレル・S・ベルアイル  〃  ♀ 12歳
  ロジャー・コール      〃  ♂ 12歳
  ソレル女史         〃  ♀ 29歳
  ドク・マリア        〃  ♀ 31歳
  学長            〃  ♂ 50代
  ティリーの叔父       〃  ♂ 20代
  教授           地球人 ♂ 30代
 
 
.
 
 第1部
 
第1章 リスタルラーナ
 
宇宙船はうす青い大気につつまれた、太陽系第3惑星へ接近しつつあった。船内のスクリーンにくっきりと映った星の姿は、それをながめる者の心を魅了するのに充分だった。
「美しい星だ。われわれのリスタルラーナにそっくりだと思わないか、ケイト?」
「ええ。話には聞いていたけど、こんなにきれいだなんて……。こられてよかったわ、    。本当によかった。    たちに最初に受け入れられるのは私たちなのよ。」
「うん。だがなまやさしいことじゃないぞ。調査隊員の報告では彼らはまだロボットと原子力の初期段階じゃないか。はたして異星人のわれわれを受け入れてくれるかどうか……」
「そうね。……でも私たちはそれを成功させるために来たのよ。    に私たちの存在を知らせ貿易を始める。そりゃ初めのうちは、私たちが1方的に面到を見てやることになるでしょうけど……。でも失敗したら、はるばるリスタルラーナから150シタレムも旅してきたかいがないじゃないの」
「わかってるよ。そのために君と来たんじゃないか」
 
 
 
 
(※ 続きの原稿、行方不明?みたいです………………★ (T_T)”)
 
 
.
 
   ● ◆ ● ◆ ●
 
一方レイもジースト星の宇宙空港に着いていたが、レイの心は彼女の部屋と同じように殺風景なほどさっぱりしていた。彼女は1年以上もジースト星に来ていなかったが、感傷などにはつきあわず宇宙船の中で練った計画どおりに動いた。
幸運なことにレイはワープの真っ最中でも考えごとにふけることができたし、それは彼女の自慢できるものの1つである。
レイはこの手を使って今まで何度もサキをへこませてきたことを思いだし、ひそかにほほえんだ。しかし口からもれたつぶやきはまったくちがうことを言っていた。
「まずは大使館のトリーニ・ユウさんね」
大使館に住んでいるということは考えに入れる必要はない。住みこみのそうじ婦から大使その人まで実にさまざまな人がいるからだ。
レイは受け付けへ行くとソレル博士の使いだと名のり、トリーニ・ユウさんを呼び出してほしいと言った。ソレル女史の名も、また、かなり知れわたっていたからである。
レイは応接間へ通され、数分彼女を行った。表われたのはまだ17、8才の少女だ。レイは立って彼女と握手した。地球からもたらされたこの奇妙な風しゅうは非常な親しみを呈する。
「私がトリーニ・ユウです。」自己しょうかいによると彼女は大使の秘書ということだった。
「シスターナ・レイズです。よろしく」
2人は向かいあってすわった。レイはユウの目を見つめた。ユウの目は困惑の色を浮かべた。レイはユウの心に触れ、その強さを確かめた。大丈夫、これならまずいことが起こっても記憶を消してしまえる。
「失礼。さっそくですが、あなたは超能力者ですね?」
これはユウにとって困惑どころではすまされなかった。
「は…………? あなたは私をからかってらっしゃるのですか? ジースト人ならだれでも……」
「そのことではありません。ではあなたは自分の力に気づいていないのですね。あなたは超能力者です。ためしにその花びんを浮かせてごらんなさい。」
「何の事です!? 私はそんなものじゃないわ!」
『でも、私の声が感じられるでしょう?』
レイはごく弱い思考波をユウに向けて投射してみた。そしてユウの顔色がそれとわかるほど変わっていくのを見ながら、彼女の能力をどれだけひき出せるか、不安に思った。
「そんなはずないわ! 私がそんな……ああ!」ユウは叫ぶなりテーブルに突っ伏して動かなかった。彼女が泣いているのをレイが知ったのはだいぶ後になってからだった。ユウの落ちつくのを待ってレイは熱心に説得した。初めは夢の中の悪魔見るような顔つきだったユウもだんだんうなずくようになった。レイはすべてを説明し終わりテレパシーで賛成を促した。ユウもさっきのような激しい表情は見せず、落ちついて思考波を送り返してきた。
『わかりました。わたしも協力させて頂きます』
 
     ●     ●
 
コーナ・フレークスはもっとちがっていた。彼女は大きなひとみでレイを見つめ、何も言わず部屋にまねいた。そしていきなりテレパシーで話しかけた。
『私にご用ですか?』
レイは驚いてひと言も発せなかった。コーナ・フレークスはさびしげに笑った。
 
 

                        (未完)
.

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