さらに時代は下って、ハジメノハラには人間の“国”と呼べるだけのものができあがりました。
ハジメノハラの北西にあたる山地のはずれ、なだらかな丘陵地帯のふもとに築かれた神宮(じんぐう)マドリアノビ(マドリアナビ?)を中心に、暖かな地方に向って肥沃な畑や、実り豊かな水田が広がり、その所々に、いくつかの村、いくつかの町、いくつかの庄がありました。
 神宮殿(マドリアノビ)はそれだけで一つの都市であり、同時に一つの家であって、工芸や建築にたけた神々が何年もかかって造り上げた美しい都(みやこ)でした。
塔や二階建は少なく、土地の起伏に沿って、点在する小さな白い館を三つ四つ、五つ六つと渡り廊下でつなぎ、中庭表庭なども含めて生け垣や白い土塀で囲いました。
とりわけ長い廊下には優しい東屋をもうけ、垣と垣の間や中庭や広場などには質素な輝きを持つ石段や石畳の細径小径。大道、大路には泉水や、虹のようなたいこ橋、目もあやな歌舞殿などが随所に設けられていました。
 マドリアノビができて数十年たつと、神々は異世界へ通じる“道”の扉を除々に開け放ってゆきました。
まず初めは女神マライアヌの姉リーシェンソルトの治める
 

(※未完※)

(☆文中に「庄」という語を発見!! (^◇^;)”
   ……と、いうことは、『指輪物語』は読んだ後
  (中学1年以降)ということですね………………☆
  山田ミネコと古事記の影響もバリバリ入ってます☆)A^-^;)”

 
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