「わたしゃ“普通の”女のなんぞじゃないってば。そっちこそ普通の、ただの、単なる男の人でしょオっ!!」
 「……あのな。」
 ルイック、振り向いて、こうなれば最後の手段。
 「オレはねェ、ただの、連盟保安局特務部員なの。了解?」
 「ほあん……きょく!?」
 サキは鳩が豆鉄砲の顔をして。
 ルイックの眼がきゅっと細まって職業用おどしの表情に近くなった。もう1度たずねて念を押す。
 「了解?」
 したら部屋で大人しくしていろと言おうとして、
 「りょう、かい、……し・な・い。」
 灰色と銀の瞳に彼がたじろぐほどの物騒な微笑。
 「肩書きがつけば偉いってもんでもないでしょ。」
 
    ☆
 
 
                .

コメント

りす
りす
2007年4月22日1:03

 
 ……う〜ん……☆

 この頃のサキってば、えらい「おきゃん」だ☆ (^◇^;)

 そして文体が、新井素子(『星へ行く船』)の、
 影響うけまくり………………☆ ☆☆(^◇^;)☆☆

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