それを持つ者の願いなら なんでも一つだけかなえてくれる
という上(かみ)つ昔の魔法のかかった 宝玉 "ルマルウンのかけら" 。
ただし"正当な持ち主"よりゆずり受けたので なければその力を
発揮しない。

 ある日、山すその小さな村に住むオテンバな少女マシカは
山奥の小さな湖水に一人の美しいエルフが舞いおりて来たの
を見つけた。
 エルフは月立(つきたち)の国の女王に仕える騎士であり、大事な伝言を
たずさえて急ぎの使者としてつかわされたのだが途中 肩に傷を負って
手当て のために一時おりたったのだった。
 マシカの家で手当てを受けたエルフは 一週間後 マシカに対する愛を告げ、"ルマルウンのかけら" をマシカの手にのこして旅出った。

 数年後(ダレムアスでは5・6年ぐらいではほとんど年を取りません)
マシカの村に一人の放浪騎士がやってきてマシカの家に泊まった。
彼は実は都からおちのびてきたマーシャル王子で あったのだが、
身分を偽り ヤスカと名乗っていた。
 ヤスカは どこか妹姫におもかげの似たマシカを愛するように
なり、二人はよく遠乗りに出かけた。
 しかし、山奥の城に住むボルドムント鬼王がマシカの容色に
目をつけ(ロリコンッ)てヤスカを殺そうとし、マシカは王子を助けるために
宝玉を使ってしまった。
 さらわれて行くマシカから宝玉を受けとった王子は必死でマシカ
を救い出したが傷を負い、鬼王と相打ちになって死んだ。
   この時、フェイリーシャの形身である "白の破魔弓" がマシカの手に残された。
さらに 数年たって マシカのもとへ マーシャが訪れ、再び勢いをもちなおした鬼王がマーシャの命とマシカをねらって村に襲いかかった。
 村人たちは自らを犠牲にしてマーシャとマシカを地下道から逃がし、村は鉄砲水につぶされた。
 マーシャと わかれたマシカは 髪を切り、エルフを探して旅出った。
 
 

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