○ その昔、皇女マーライシャと皇子マリシアルは、
女皇をして将来近親婚の禁を犯すのではないかと
不安にからしめるほど仲むつまじかった。
○ マーシャたちの運命は、銀河帝国じゃあるまいし
計画されたものでも運命づけられたものでも
予言や計算によってあらかじめわかっていたものでもなく、
ただ《人事をつくして天命を待つ》べく個々の人間が
その時その時に自分にできることをした結果つくられた。
○ 鋭は、一旦、科学の専門教育が受けられると喜んで、
新設の国立科学者養成センターへ行くのだけれども、
あまり非人道的反平和的で、反戦・自然擁護主義の鋭は
朝日ヶ森の話を聞いて脱走を決意。
しかし脱走計画が発覚しそうになって、
準備のないままに飛びだした。
一旦、養護院へ戻り、園長の有澄夫妻あての紹介状をもらい、
どこをどうくぐりぬけたものか一ヶ月後に朝日ヶ森についた。
学長は鋭がくわしい話をするまでもなく全て了解した様子で、
至急 有澄夫妻が呼ばれて転入手続きを行った。
○ マーシャは、朝日ヶ森にいる時から魔法(鋭はさい眠術と言うけれど)
を少し使えて、いくつかの事件に出会ったことがある。
(カイ、レム、律子、露美緒、正、亀山田貫(たぬき))
○ 体育祭の朝、駐車場、霧、落ちる。
○ 森、九尾の狐の精
○ 村
○ 満月亭
○ 城市の不思議の旅人を尋ねる。
(精霊、
昔、危機皇ダレルが武者修行にでて東方はるかに旅をした時、
森の中で一人の……)
○ 朝日ヶ森転入式の前夜、マーシャの窓辺に一人の騎士。
そこから始まる不思議、朝日ヶ森のなぞ。
○ 「マーライシャ様」「はい」
驚いたことに、マーシャはそれが自分の本名だということが
すぐわかりました。
○ 「わたしは王家の娘ですっ」
○ 体育祭の朝、有澄夫妻を待ちながら、三人で、
それまでの推移を話しあっている。
○ 「あっ来たわ!」 霧、落ちる。
○ 森、九尾の狐、ここはどこだろうのディスカッション、
遠くの森人たちのひびき、マーシャ、郷愁の念から解放される。
○ 村、
「そういえば最近言わなくなったね」
「あたりまえだよ、マーシャの故郷探しどころか、
地球そのものから、はみだしてんだぜ」
マーシャ、言われて始めて気づき、疑問を抱く。
彼女は言葉の覚え方が異常に速い。
○ 旅籠、満月亭で村人たちの会話を小耳にはさみ、
雪白と野ぶどうの瞳に会う。
「わたしはただある人からこれをおあずかりしただけなんですよ。
まさか忘れ病におかかりとは……」
「あずけられた相手ですか? さあ。
わたしの友人の紹介で来た方なんですけど、
暗かったし、布を頭からかぶってらして……
話し方からして不思議の旅人のお仲間には違いないんですよ。」
不思議の旅人の存在を知る。
「ちきしょう。
なんでおれたちであいつを守ってやれないんだよ!
あいつは5月の森みたいだったんだ。
あいつは森になりたかったんだよ。
それなのに木枯らしがあいつを冷たくさせてしまう。
そうして、あいつ自身の炎が森を灰にしてしまうんだ!」
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コメント
※ 「反戦・自然擁護主義の鋭は」
……いや、このころから私、
「思想」が固まってたんだねぇ……(笑)。