朝、彼女は目を覚ましました。
 「さあ。今日は体育祭よ、真里砂。」
時計は予定より5分遅れた事を教えていたけれど、なんの、そのくらい
かまうものではありません。
体調は上々、睡眠も十分。
明け方にみた妙な夢が心の端にひっかかるけれど、それは後で
ひまな時に考えることにしましょう。
「これなら上位にくいこむのだって夢じゃないわ」
 俗にシベリア流刑地と呼ばれている学校の最外周マラソンコースは
 

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