『 大地世界の度量衡について。 』 (@高校授業中?)
2006年7月6日 連載(2周目・大地世界物語)
一応、上古に知神ヨーリャの定めた10進法単位基準が全てに関してあるのだが、その科学的計算によって求められた数値がダレムアトの思考法になじまず、現在では目に見える数量の最少単位の幾つかがヨーリャの手の爪だとか瞳の大きさといった風に解釈されて残るのみ、他はもっと日常的で大雑把な基準単位が用いられている。(片仮名がヨーリャ基、漢字訳がその他の民間単位である。)
ヨーリャ基に関しては年に一度の基準合わせの祭りがあって、主として商・職の組合長などがヨーリャ神殿に詣でて原器を拝領して帰るが、民間基準は各郷村等でわずかづつ喰い違うのでしばしば争いの種になる。
◎ 度 …… 長さの単位について
○ ヨーリャ尺
(リ)ブン …… ヨーリャの爪代の長さ。
ブンの10分の1、リンの100分の1。
(マ)リン …… ヨーリャの親指の横幅。ブンの10倍。
(ミア)スン …… ヨーリャの手の平の縦の長さ。リンの10倍。
○ 民間基準
(長さ)槍(そう)…… 村落の長の持つ儀式用の槍の長さ。
杖の2倍。
(高さ)杖(じょう)… 村落の賢者の持つ儀式用の杖の長さ。
成年男女の平均身長に値する。
大雑把には尋とも。
(半杖) …… 賢者職を表す普段持ちの杖の長さ。
子供の身長がこれに達すると、
学び初めとして祝いが開かれる。
1杖……成人一般の平均身長
1釈……3分の1杖。1ハシ。
1離……馬で1刻。
1ママス……茶わん10杯ぐらい。
1笏……
1槍……
160÷36=
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